幼児における目的論的推論の形成
To: KO氏。
D. Kelemen, 'Function, goals and intention: children's teleological reasoning about objects'のレジュメです。
「Kelemen.pdf」をダウンロード
OTK
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D. Kelemen, 'Function, goals and intention: children's teleological reasoning about objects'のレジュメです。
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OTK
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前にも勉強会で一度話題になりましたけど、機能のEtiological theoryのetiologyって、どう訳すべきでしょうかねえ。現在の用法としては、「病気の原因を探求する」という病理学上の用語としての使用が主らしいのですが。結局は、ある現象がどのように生じるに至ったのか、その原因を探っていく、という意味であると。Millikanらが自説をetiologyだというのは、機能というのは現在の形質の傾向性や貢献によってではなく、それがどのように生じてきたのか、つまりそれがMillikanのあげる「固有の機能」の条件を充足しているような複製族の一員として生まれることによって決まるからです。ですが、これを一言で言い表すような日本語がなかなか見つからない。
一応、今までの候補としては、「因果説」という訳があります。でも、これだと(1)CumminsのCausal role functionとの区別がつきにくい。(2)そもそもetiologyで問題になっているのは、その因果性ではなく、それが因果的にどのような変遷をたどったか、ということなので、強調点が違う。
「歴史説」というのも候補ですが、etiological theoryの主張者はしばしば「etiology or history」のように並べて書くので、このときに一緒になってしまう。あと、etiologyというのはやはり単なるhistory以上の含意があるように思われる。つまり、何でもかんでもの歴史ではなく、ただそのアイテムの出自に関わる限りでの事柄の歴史、という含みがある。
個人的には、「由来説」はどうか、と思っています。やはり、etiologyという時に問題になっているのは、その形質がどのような由来を経て現在の場所に収まっているのか、ということだと思うので、その意味では一番近いかと。ただし語感的にダサいということと、日本語の「由来」には因果以外のものが含まれる(「名前の由来」など)という問題もあります。
というわけで、なかなか上手い訳が見つからないわけです。これを見た方、どなたでも結構なんで、なんか良いアイデア/ご意見ありましたら、ぜひ教えて下さい!
OTK
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かなり前のものになりますが,機能のEtiological Theory(WrightとMillikan)を扱ったときのレジュメをアップします.遅くなってすいません.
OTK
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